疑似体験:出向

テキスト
金巻未来
写真
児玉太郎
編集
川辺洋平

Translated by DeepL

NTT東日本からアンカースターに出向中の朴在文(パク ジェムン)さん。NTT東日本内の「社外派遣プログラム」に合格し、自ら出向先の企業を探した結果、晴れてアンカースターに出向中。大企業からベンチャー企業への出向制度が増える中、「違う環境に身を置いてみる」ことはどのような体験なのか。

朴在文(パク ジェムン)。NTT東日本の6年目社員。法人営業に3年、新規ビジネスモデルの確立に向けた事業者開拓に2年従事。その後、若手社員が他社へ1年間出向する「社外派遣プログラム」に応募する。社内選考で最年少通過を果たし、現在、人事部に所属しながらアンカースターに出向中。

ーージェムンはどういう経緯でNTT東日本からアンカースターに出向することになったんですか?

NTT東日本には、入社5年目以上になると、他社へ1年間出向できる育成プログラムがあるんです。希望者のうち、社内選考を通過した人が、自ら行きたい企業を探して出向することができます。

ーー自ら探してくる、っていうのはすごいね。NTT東日本のグループ会社じゃなくてもいいということ?

はい。NTT東日本のグループ会社という縛りはありません。学びたいスキルや経験が得られる派遣先かを会社(NTT東日本)と相談しながらですが、出向したい会社を自ら探し、交渉・契約を締結するところまで全て自分でやります。

NTT東日本オフィスでのジェムンさん

ーーすごい。珍しい制度ですよね。それにしても、たくさんの企業がある中で、なんでアンカースターを選んだんですか?

僕は出向先を探すときに「新規事業をスケールさせる方法を学びたい」という目的意識を持っていました。「スケールさせる」という点では、自社サービスを持つ事業会社に出向することも検討していたんですが、外から大企業をサポートしているアンカースターの方が、NTTに帰任したときに役立つスキルが得られるのではないかと思い、アンカースターに決めました。

ーー面白い視点ですね。アンカースターとNTT東日本とは全く違う環境だと思いますが、いざ出向してみて何かびっくりしたことはありましたか?

一番びっくりしたのは、自分が動かないと何も生まれないことです。当初は、出向した僕をどの案件に入れるか話し合ったり、引き継ぎの期間があったりするのかと思っていました。

でも予想とは違って「これ全部任せるね、自分で考えてみて」という感じで突然大きなことを任されます。「あとは何かあればちゃんと向き合うから、頑張れ」くらいのスタンスで、ものすごいスピードで物事が進んでいきます。

新しい案件も、しっかり引き継ぎを受けるというよりは、とりあえずは一緒に走ってみるという文化です。

手取り足取り教えてくれるわけではないこの環境では、どんな一年を過ごすのかは本当に自分次第だということを感じて、正直、最初は戸惑いました。

ーー不安になりません?(笑)教えてくれよ!って。

最初は不安でしたが、今は、このプロセスでの学びが大きいことに気づきました。

前任者からの引き継ぎ任せにするのではなく「とりあえずやってみる」ことで「今何をやるべきか」「なぜこれをやっているのか」を、他人任せではなく、自分ごと化して考えられるようになった気がします。

前は「十分に引き継ぎしてよ!」と人任せなワークスタイルだった気がしますが、今は何事にも「とりあえずやってみます!」っていえるようになりました。その過程で多くのことを学んでいます。

ーー色々なことを柔軟に受け止めて、主体的に走れるようになるということですね。NTT東日本に帰任したら、いろいろなプロジェクトに声をかけられそう。

そもそも、アンカースターという会社自体が「どういう会社か」というところもアップデートしつづけて、日々進化しているので「教わってません」「きいてません」みたいな、人任せにしていられる環境じゃないんです。

ーーそのスピード感に頑張ってついていくのみですね!アンカースターに出向してもう3ヶ月経ったと聞いているけど、一緒に働いているアンカースターの社員はどんな印象ですか?

一人ひとりが、しっかりと自分の世界観を持っています。新しいプロジェクトが始まるとき、実現したい世界・信念をもってプロジェクトをすすめていると思います。要件の整理、とか先方の要求とかじゃなく、どうしたいか自分のビジョンがある気がします。

ーーなんか、いい話そう。何か具体的なエピソードがあったりしますか?

出向してくる前は「部署の成果を最大限出すにはどうするべきか?」という観点で常に仕事に取り組んできました。その為に、お客様の潜在ニーズと自社の価値を一つにまとめて繋げること等を意識して、日々案件を作っていました。

でも、アンカースターではよく「世界からみて日本てどうあるべきだろう?」とか、「もっと社会をこうしたら面白くなるんじゃないか」という話から入ります。

会社の一部署の目線ではなく、世界的な広い目線で情報収集をし、それについて自分の意見を持って、チームで議論していくという感覚は初めて体験しました。

ーーワクワクしている感じが伝わってきますね。自分の働いている会社から離れてみることはたくさんメリットがありそうですね。

そうですね。体感していることが2つあって、ひとつは、以前の環境のことを、むしろ、当時よりよく理解できるようになるということです。もうひとつは、自分がアップデートされるということです。まだ出向して3ヶ月でも、自分の変化を実感しているので、これが1年続いたあと、NTT東日本に戻ったときにわかる学びがたくさんありそうです。

ーージェムンの1年間を追って、「違う環境に身を置く」ということを anchorstar.com の読者の方にも疑似体験してもらえたらいいなと思いました。

頑張ります!また、報告させてください。

アンカースター本社のベランダにて 左:ジェムンさん 右:川辺編集長

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